倭迹迹日百襲姫の周辺・2

orig: 2003/09/27
rev1: 2012/09/18 紡麻(を)

目妙、細、百襲、母母曽、などはどれかが原点で、他が原点からの派生である、と考えてみた。
(1)
     大目女細媛
        ↑
原点:ホソ → 細 → 妙 (日本書紀:「倭迹速神浅茅原目妙姫」)
    ↓   ┗━→ 百襲 → 母母曽(古事記「夜麻登登母母曾毘賣命」)
    ↓        ↓
    ↓ (日本書紀:倭迹迹日百襲姫)
    ↓ 
   ホトを衝いて死ぬ、という伝承
   三輪伝承では、ヘソ紡麻(を)
  (ホソ、ホト、ヘソ:類似音による連想、洒落:「ソ」の甲乙混乱を措定 JK「ほそ、臍」項に指摘あり。)
  (甲乙に関する環境としては「モ」の甲乙分別が無くなる頃)
(2)
       (日本書紀)
          ↑
原点:マクハシ → 妙 → 細 (日本書紀、大目女細媛)
              ↓
              ホソ (ホソ、ホト、ヘソ上記)
              百襲 → 母母曽
              ↓     ↓ 
  (日本書紀:倭迹迹日百襲姫)(古事記「夜麻登登母母曾毘賣命」)

これは古語に「マクハシ「目細」うるわしい、見てうつくしく思う。」
があることに重きを置いた考え方です。

ホソを原点とする見方は、系図(母方の祖父の大日彦、これと、大目は同一人物
だろう)との関連に重きを置いたものです。(十市系図と古事記の言う系図を照
合作業した結果です。)

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倭迹迹日百襲姫の周辺
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