事代主・一言主・五十猛・イタテ その2 |
orig: 99/06/27
和歌山の射矢止神社の由緒に天香期山命、一言主神は神代のむかし五十猛命と共に本国に天降り、名草の山路に後を垂れたとあります。これらの神々は同一神格ではと思っていましたので大変興味深く読ませてもらいました。 |
つまり、私の 事代主=一言主=イタテ=イタケ=五十猛 であろうか、との等式を部分的に支持されながら、更に、イヤヒコ=天のカゴヤマ、もこれらと同一ではなかろうか、との御提起です。
このお便りの内容の詳細はsetohさんの「射矢止神社神社」で見ることが出来ます。setohさんの多方面からの考察が挙げられています。
重婚関係でないとすれば、天香山と五十猛は同人物となる。
1.先代旧事本紀(巻4:大野七三訓註本ではp95)スサノヲの子のリスト: |
(前略)・・・・ |
次 五十猛神 亦云 大屋彦神 次 大屋姫神 次 ツマ津姫神・・・ |
次 事八十神 |
次 大己貴神・・・ |
次 須勢理姫神 |
次 大年神 |
次 稲倉魂神 |
次 葛木一言主神・・・ |
(以下略) |
2.先代旧事本紀(巻5:p107) |
|
1.の方では、五十猛と大屋彦は同一。大屋津姫は彼の妹としているが、
2.では、天香山=穂屋姫 とあり、即ち、天香山の奥さんは、ホヤ姫、であるとしている。
上述の 天香山=大屋津媛 とここの 天香山=穂屋姫 と合わせて考えると 片や オホヤ姫、片や ホヤ姫と伝承された同一の姫さんのことであろうか、と推定できる。
つまり、私の 事代主=一言主=イタテ=イタケ=五十猛 であろうか、との等式は更に=イヤヒコ=天のカゴヤマ、と増長したわけです。
これでうまく説明が出来るようになること、これでは今までのどういうことと矛盾してしまう、というようなことを引き続き考えてゆきたいと思ってます。各位からのご指摘も歓迎します。