目次
第1部 : はじめに
1 はじめに
1.1 因幡の白兎
1.2 兎砥川上で造られた剣の話
1.3 茅渟考
コラム:日本書紀 保食神と朝鮮語
2 アイヌ語の正体を求めて
2.1 アイヌ語は日本語基層言語の後裔
2.2 二重構造論
2.3 パラダイム
2.4 アイヌ語地名が東北以南にもあるのか
3 従来のルーツ探しの呪縛
3.1 語順は言語の系統を教えない
3.2 P音について
コラム:アイヌ語の特徴
第2部:古代資料に残るアイヌ語で解けることども
4 アイヌ語で解ける、とは何を意味するか
コラム:記紀と風土記
5 『風土記』に残る縄文語(その1)
5.1 大隅国風土記
5.2 肥前国風土記
5.3 陸奥国風土記
5.4 常陸国風土記と肥前国風土記
6 神武紀に隠された縄文語を探る
6.1 国誉めの表現
6.2 長髓彦と石切神社
6.3 オモノキ考
6.4 尾のある人
6.5 神武天皇の名前
6.6 八咫の烏
6.7 磐余邑
コラム:甲類と乙類と8母音
7 ヤマトタケルが起用したバイリンガルの老人
7.1 碓氷と足柄
7.2 軽井沢
8 応神天皇と伊奢沙和気大神の名前交替
9 アイヌにもある神代紀の記述
9.1 鶺鴒のこと
9.2 途中の天
コラム:アイヌ文学の特徴
10 『風土記』に残る縄文語(その2)
10.1 出雲国風土記の地名
10.2 「出雲」の語源
10.3 播磨国風土記
10.4 伊勢・志摩の語源
コラム:大国主の異名
11 見事な和訳「国生み伝説」
11.1 伊予之二名嶋
11.2 隠岐之三子嶋
11.3 筑紫嶋と大倭豊秋津嶋
11.4 対馬と壱岐
11.5 出雲の国引き物語
コラム:ハイヌヴェレ伝説
12 スクナヒコはアイヌにもあった
12.1 スクナヒコの意味
12.2 スクナヒコ別考
コラム:アイヌの大国主
13 荒ぶる神
13.1 荒ぶる
13.2 にしもの
14 スサノヲの行状、モデルは縄文起源説話か
15 お客として祭られた神様
16 ヤマトトトヒモモソヒメ・あるお姫様の名前
16.1 百襲
16.2 倭迹速神浅茅原目妙姫
16.3 百襲は「ホソ」か
16.4 つと
16.5 「つ」と「と」
17 自由自在な漢字表記
17.1 アイヌ語地名の漢字表記
17.2 万葉集の当て字・戯訓
コラム:ユーカラについて
第3部:学際的視点
18 全国に分布している縄文遺跡
19 人類学も支持するアイヌ語の縄文語後裔説から
19.1 ミトコンドリアDNAについて
19.2 GM血液型遺伝子について
20 日本語は混合言語だ
21 結言
22 参考文献
23 索引A(アイヌ語)
24 索引B(日本語)
旧国名・県名対照表
あとがき
『知ってびっくり! 古代日本史と縄文語の謎に迫る』・目次
改題:『古代史料に見る縄文伝承』・目次