別途「虁神」(きのかみ)に関するメモを上げている。
ここでは「キの国」等と呼ばれたことのある地域についてまとめておく。
「紀国」:紀伊~和歌山県
「紀国」:「筑波郡」の旧名(常陸国風土記 p39)
「許国」:「宇治」(山城国)の旧名(山城国風土記 p419 頭注曰く:「紀」の訛りか)
「毛野河」:(筑波郡家の)西十里に謄波江あり。。。南「毛野河」。。。(常陸国風土記 p43)
「毛野国」:豊「城」命(崇神皇子)は上「毛」野君、下「毛」野君の始祖なり(崇神48年紀)
「豊城命」は「紀伊国の荒河戸畔の娘」を母とする
「紀」(キ乙)と「毛」(ケ乙)のこと:
キ乙:紀・木、城、など。
ケ乙:気・占、木、毛、食、など。
・「木」を通じて キ乙≒ケ乙 を見る
・スサノヲの体毛が諸種の樹木になった、という神話もある。(毛=木)
「紀」(キ乙)と「許」(コ乙)のこと:
「木」は通常「キ乙」だが、「コ乙」に読む場合がある(木立、木霊など)。
さて、これらと「虁神」の関連はどうか。遠い遠いテーマのようだ。