Gm血液型遺伝子を知ろう

orig: 2002/01/13
rev1: 2002/01/24 言い回し修正・gm07.htm追加
rev2: 2002/01/27 グラフ追加:日本のデータ追加


松本秀雄著『日本人は何処から来たか』(NHKブックス652)は世界中の諸民族集団のGm(ガンマグロブリン・マーカ)血液型遺伝子を調査した結果として、注目すべき事柄を挙げている。それは、
  • 或る遺伝子は、所謂白人の集団の中で、これを持っている人が現れることがあるが、それ以外の民族集団には、これを持っている人がいない。この遺伝子は fb1b3 という記号で表現されるが、便宜上「白」色で表す。
  • 別の或る遺伝子は所謂黒人の集団の中に、これを持っている人がいるが、それ以外の民族集団には、これを持っている人がいない。これは、便宜上、黒、茶、灰、色で表される。
  • 別の或る遺伝子は所謂モンゴロイドの集団で、これを持っている人がいるが、それ以外の民族集団には、これを持っている人がいない。黄色で表される。
  • 別の或る遺伝子は所謂アジア人の集団の中に、これを持っている人がいることがあるが、それ以外の民族集団で、これを持っている人はいない。赤で表される。
ということである。
例えば下記のような頻度のグラフが得られる。
40・日本・本土
    
中央アフリカ
  
英国
   
70・ボルネオ・カダザン
   

この研究が教えてくれること・教えてくれないこと、をシリーズ風に書いてみる。
データ上述の本のP85-87に掲げてあるデータ(蒙古系及び周辺民族)を手打ちで打ち込み、青色遺伝子の多寡でソートしたもの
グラフ上記ソート済みデータを横棒グラフにしたもの
観察点上記グラフを観察して気が付くこと
変遷は不明二十世紀のデータはワンポイント
データ黄色上のデータを黄色遺伝子でソートした表
グラフ黄色そのグラフ
グラフ青+緑上のデータを(青+緑)でソートしたグラフ
グラフ青+緑上のデータを緑でソートしたグラフ
グラフ青+緑青と緑だけのデータを緑でソートしたグラフ
日本人集団日本人集団の全データとグラフ


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